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フライトナイト・バンパイア・スカル・ペイント・テスト
Paint test of the Vampire Skull from "Fright Night"

長い間、理科室で吊るされたままになっている骨格標本のような風合いを出してほしい。
造形工房の職人さんには、そんなリクエストとともに、突起や牙が欠けて使い物にならないエラー品を数個あずけ、2度目のペイント・テストでオッケーを出させていただきました。
芸術とさえ呼びたくなる力強く大胆な彫刻が、この黄ばみ仕上げでますます強調されて申し分なしです。
発売は10月にズレ込みそう。
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by tomenosuke_2006 | 2018-09-02 10:17 | プロップ
フライトナイト・バンパイア・スカル・ストーリー
A story of the Fright Night Vampire Skull

私ごとですが、映画ジャーナリストを生業に1980年代のLAに住んでいたころ、ハリウッド製SFX映画と親密になりすぎて、作品そのものを冷静に評価できないでいたような気がします。
創作意欲と情熱が充満するスタジオで、日頃から仲良くしているモデルメーカーの友人がミニチュア未来都市製作の陣頭指揮をとったかと思えば、別の友人が怪物作りの責任者として数十人のクルーを束ねる。
暇さえあれば現場を訪ね、そんな様子を間近で見ていたら、彼らの努力や苦労が他人事ではなくなり、キャスト&クルーの完成試写会に呼ばれようものならスタッフの一員になったような錯覚に陥り、なんでもオッケーな傑作に思えてしまう。
これではジャーナリストとして、あるいは批評家としての資質ゼロ、落第間違いなしなんですが、不思議にやっていけたのは、SNSもインターネットさえない時代、SF&ホラー映画ファンが旬な情報を得るためには、当時のスターログやホットドッグプレスに寄稿した(店主の)レポートを読むぐらいしか手立てがなかったからでしょう。
おかげで需要が供給を上回る忙しさを経験させてもらいました。
稀ではありますが、辛辣な評を書いたこともあります。
深入りすぎて、見なくてもいいもの、知らないでこしたことがないものに運悪く遭遇し、変な正義感が先走って冷静さを欠き、頭っから映画を否定してしまう。
大の仲良しだったロブ・ボーティンがモンスター製作を監修した『遊星からの物体X』(1982年)の当時の評価は、ある理由でネガティブなものになってしまったのでした。
すみません、本題に戻ります。
ようするに当時、SFXの現場にドップリ浸かったがために盲目的となり、いまも変わらず愛しすぎるホラー・コメディ『フライトナイト』(1985年)の、店主にとっては思い出のアイコンとでもうべきバンパイア・スカルにまつわる話をしようと思うのです。
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▲ ライブラリアン・ゴーストの骨格を彫刻するマーク・ウィルソン


『フライトナイト』はリチャード・エドランドが運営するSFXスタジオ、BFCの第2作目として、『ゴーストバスターズ』(1984年)完成直後、休むまもなく製作がはじまったトム・ホランドの初監督作品でした。
ちなみにエドランドとは、ILM時代に『スター・ウォーズ ep.4〜ep.6』(1977年〜1983年) でアカデミーSFX賞を受賞後、ハリウッドに自前のスタジオを開設した当時のスターSFXマンのことであり、ホランドは秀作『サイコ2』(1983年)の脚本家です。
当時、この二人がホラー映画を撮ると聞いただけで、無条件降伏したものです。
SFXに投入される製作費が『ゴーストバスターズ』の4分の1以下、製作期間も半分という厳しい条件や、BFCのモンスター・ショップが縮小されると聞いても、そんなに心配ではありませんでした。
『ゴーストバスターズ』のトップクルー、スティーブ・ジョンソンとランディ・クックがチームを再編成するのですから間違いなしです。
スライマーの彫刻をアシストし、そのぬいぐるみに入って緑のオバケを演じたり、ライブラリアン・ゴーストの骨格を彫刻したマーク・ウィルソンたち選りすぐりのクルーがチームに残こりました。
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▲ ライブラリアン・ゴーストの劇中カット


スティーブが膨大なスペシャル・メークアップ・エフェクトすべてを監修しました。
主人公チャーリーの友人で事件に巻き込まれてしまう悲しい犠牲者エドのメイク、狼と化したエドが死とともに人間に戻る逆変身効果、バンパイアの同居人ビリーの溶解効果、血を吸われて変貌したヒロイン、エイミーの醜くおどろおどろしいメイクなど。
余談ですが、かつて店主がSFXを担当した東宝映画『学校の怪談』(1995年)の口裂け女(のマスク)は、スペシャル・メークアップ・アーティストの故・高柳祐介くんに、『フライトナイト』のヒロインの醜い歯並びをそっくり真似するよう頼んで作ってもらったのでした。
『ゴーストバスターズ』でテラードッグのミニチュアを彫刻し動かしたモデル・アニメーターのランディは、バンパイアが変身した大コウモリのパペットの製作と操演がおもな仕事でしたが、時にはバンパイア役のクリス・サランドンのメークアップに駆り出されたりしました。
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▲ スティーブ(左)とエド役のスティーブン・ジョフリーズ

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▲ バンパイア役のジェリー・ダンドリッジとランディ(右)


そんな低予算で人手不足にもかかわらず、仕事が山積みのモンスター・ショップの熱気に魅せられ、通いつめました。
ある日、映画のクライマックスでバンパイアが巨大コウモリに変身して燃え尽きるとき、炎の中に浮かび上がる全身骨格の作り方をスティーブが提案するのを見て、心底、天才を感じたものです。
それは最高に効果的で安上がりな方法でした。
「ライブラリアン・ゴーストのモールドがどこかにあっただろ。あれを利用すればいい。スカルは強面の男に変えて鋭い牙に付け替え、腕はコウモリの翼の骨格に似せたらなんとかなるはずだ」
そうなんです、あまり公にはされていませんが、『フライトナイト』のバンパイアの断末魔の姿は『ゴーストバスターズ』のライブラリアン・ゴーストの生まれ変わり、いや、息子のようなものだったのです。
さらにこのことを知る人はほとんどいないと思いますが、マーク・ウィルソンが作ったライブラリアンのスカルを、スティーブの指導のもと、バンパイア・スカルにカスタマイズしたのは『フライトナイト』にボランティアとして参加し、努力が認められて他のクルーとともにエンディング・クレジットに名を残した木田眞紀夫くんという日本人青年でした。
スペシャル・メークアップ・アーティストを志し、LAに住む店主を訪ねて来た熱血男児で、勉強がてらスティーブの元で働けるよう橋渡しをさせてもらったのでした。
と、まぁ、本日、キャスト工場から届いた分納第1回目のバンパイア・スカルを検品しながら、青春の80年代に思いを馳せらせてしまった、いまではいい年の店主なのでした。

検品後、バンパイア・スカルは東京都町田市の造形工房に送られ、そこで軽く汚し塗装が施されて完成の運びとなります。
9月下旬には発売したいと思っています。
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▲ 断末魔のバンパイア

I talked mixing in some of the episodes from the time, such as how the skeleton of the Librarian Ghost made for “Ghostbusters” was actually used for the Vampire Skeleton of the following year movie “Fright Night.”
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by tomenosuke_2006 | 2018-08-21 08:07 | プロップ
フライトナイト・バンパイア・スカル、完ぺきテストプル
Test -pull of the Vampire Skull by Steve Johnson

世界でいちばん激しいスカル。
複雑な形状を完ぺき再現するためにモールド製作に手間取りましたが、やっとスティーブ・ジョンソンのお墨付きももらえ、量産体制に漕ぎ着けました。
無垢のレジン製、上顎と下顎の2パーツ構成。
9月下旬発売を目指します。
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The skull most terrifying in the world. We are ready for mass production under the supervision of Steve Johnson the monster maker of "Fright Night" (1985) . This is made of solid resin and consists of two parts.
by tomenosuke_2006 | 2018-08-04 07:22 | プロップ
まずはフライヤーを準備中です
Flyer of the Vampire Skull is being prepared

いかがでしょうか、バンパイア・スカルの宣伝チラシです。
ラルフ・クラウスから留之助商店用に届いたイラスト・ファイルは、先に紹介した作品よりも赤味を抑えてダークな仕上がり。
映画『フライトナイト』のアメリカ版ポスター風に、商品名をレイアウトしました。
GW明けの5月7日(月)から、オリジナル・プロップの型取りがはじまります。
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by tomenosuke_2006 | 2018-05-06 08:50 | プロップ
ラバーヘッド・第2巻、目標額に達しました
RUBBERHEAD Volume II, congratulations on reaching the goal

Kickstarterでバッカー募集中のスティーブ・ジョンソンのモンスター・メイクアップ自伝作品集『ラバーヘッド・第2巻』が、締切4日前にして目標額の6万ドル(約650万円)に達しました。
出だしがやや鈍かったので心配していましたが、結果オーライであります。
これで確実に『第2巻』が出版されるわけです。
で、スティーブの好意でKickstarterが苦手な日本のファンのために、『第2巻』のハードカバー本と、スティーブ自らの彫刻で復活させる『ゴーストハンターズ』(1986年)の怪物サンダーのレジン製フィギュア(高さ15センチ)のセットを、10セットのみですが、特別に留之助商店が販売することになりそうです。
とはいっても、まだまだ魅力的なプレッジが残っています。
みなさんのますますの参加を切にお願いします。

Kickstarterページはこちら→http://bit.ly/RubberheadVol2


by tomenosuke_2006 | 2018-04-28 14:58 | TV・映画・ビデオ
フライトナイト・バンパイア・スカルのパッケージ・アート決定
Package art for Steve Johnson's vampire skull by Ralf Krause

2018-03-11のブログでお知らせしましたスティーブ・ジョンソンとの新コラボ作、フライトナイト・バンパイア・スカル・プロップ・レプリカ・モデルのパッケージ用に、ドイツ人イラストレーター、ラルフ・クラウスから傑作アートを提供いただくことになりました。
自称"1980年代の子供"。
80年代のSF・ホラー映画で育ったというラルフの偏愛がこってり盛られた、独創的かつ濃厚な絵をとくとご覧ください。
バンパイア・スカルの発売は6月ごろ。
タイトルロゴを変更したり、テキストを追加して、パッケージのフタ全面にこの絵をはべらせる予定です。
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by tomenosuke_2006 | 2018-04-26 09:05 | プロップ
ラバーヘッド・第2巻、バッカー募集中
RUBBERHEAD Volume II on Kickstarter
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留之助商店で発売したスティーブ・ジョンソンのモンスター・メイクアップ自伝作品集『ラバーヘッド・第1巻』は、もともとクラウドファンディングのKickstarterで資金を集め出版されたっていうことはご存知だと思います。
で、当店ではスティーブが持っていた余剰在庫の販売を請け負ったわけですが、第2巻はぜひともご自身でバッカー(資金援助者)となり、入手いただければ最高です。
締め切りまであと12日、ただいま絶賛募集中。

Kickstarterページはこちら→http://bit.ly/RubberheadVol2



先般、好評のうちに売り切れたスライマーを傍らに、スティーブ、くわえタバコで「第1巻なんか目じゃねぇ」って言ってます。
確かにレアな写真をふんだんに使った自作の紹介やら現場裏話に加えて、自称、南カリフォルニアで一番のクライム・アーティストWes Huffor(ウェス・ハフォー)描き下ろし、スティーブ主役の、いささか悪ノリがすぎるのではないかと心配なグラフィック・ノヴェルが掲載されます。
さらにカバー・アートを、当ブログにも度々登場しているホラー絵師Chet Zar(チェット・ザー)が担当します。
で、それらのオリジナル・アートがリワード(返礼品)として用意され、最も高額なプレッジ(資金提供)の目玉がチェットの作品なのです、が、早い時期に売り切れてしまいました。
下が、チェットによるカバー・アートの創作風景をタイムラプスで撮影したムービーです。

Kickstarterページはこちら→http://bit.ly/RubberheadVol2



いまではKickstarterも要所要所が日本語で表示され、各種クレジットカードやデビットカードで簡単にプレッジできるようになりました。
詳しくはKickstarterの「バッカーからの質問」ページをご覧ください。
というわけで、『ラバーヘッド・第2巻』のバッカーになって、書籍をはじめ、いろんなリワードを手に入れましょう。

そうそう、スティーブから頼まれごとがありました。
第1巻の日本人バッカーでリワードが届いていない方がいらっしゃいましたら、留之助までお申し出ください。
なんでも発送業者が海外発送の一部を放置していたらしことが、最近になって判明したとか。
なので当店が仲介し、スティーブが責任を持ってリワードをお届けしいたします。

Kickstarterページはこちら→http://bit.ly/RubberheadVol2
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by tomenosuke_2006 | 2018-04-21 00:36 | TV・映画・ビデオ
スティーブ・ジョンソンとの次回コラボ作
Next project with Steve Johnson

おかげさまで『ゴーストバスターズ』(1984年)のスライマー、瞬時に完売しました。
で、スティーブ・ジョンソンとの次なる企画が始まります。
今度はオリジナル・プロップから型取りする本格的レプリカであります。
スティーブが『ゴーストバスターズ』の次に手がけた青春バンパイア映画『フライトナイト』(1985年)のバンパイア・スカル。
ご期待ください。



MORE PICS and INFO
by tomenosuke_2006 | 2018-03-11 09:37 | プロップ
光るスライマー、3月10日午前11時発売
COMING SOON: GID Slimer by Steve Johnson

お待たせしました。
スライマーの生みの親、スティーブ・ジョンソンが作った光るスライマー、待望の発売日決定です。
販売数はぜんぶで15個。
うち先着10個までは即納できますが、残りの5個につきましは現在スティーブの工房でLEDのインストール作業が進行中のため、お届けまでに10日間ほどいただきます。
それにしても撮影が厄介なスライマーではありました。

ご注文はこちらから→https://tomenosuke.stores.jp/
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▲ normal(通常)

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▲ gid(蓄光)

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▲ led(発光ダイオード)


by tomenosuke_2006 | 2018-03-07 22:22 | 留之助限定モチャ
スライマーの生みの親が作った光るスライマー、限定発売
GID Slimer by Steve Johnson



▲ 若かりしころのスティーブが出てくるメーキング・ビデオ


オリジナル『ゴーストバスターズ』(1984年)のモンスターショップ・スーパーバーザーとして数々のゴーストを生み出した天才アーティスト、スティーブ・ジョンソンといえば、留之助書店で販売した自伝作品集『RUBBERHEAD: Sex, Drugs and Special FX』の著者として、去年、何度か当ブログに登場しましましたが、その彼と、この度やっと話がつきました。
RUBBERHEADの出版に先駆けてクラウドファンディングのKickstarterで資金を集めた際、180ドル以上のバッカー特典として、新規にスライマーを彫刻し製作したことはファンの間では有名な話。
それがeBayで500ドル以上で売買されたというのも、これまた有名な話なんですが、じつは限定100体のうち、10数体が残っていると、去年のクリスマスにLAで会った際に聞かされ、ぜんぶちょうだいと交渉を続けていたのでした。
高さ15センチ、GIDの特殊レジン製で、スティーブいわく「キチガイみたいによく光る」だけでなく、今回の10数体には新たにUSB接続のLEDを内蔵させたから「ルームアクセサリーにも持って来い」だとか。
黒色の円形ベースのどこかにサインを入れて送ってくれるよう頼みました。
到着を楽しみにお待ちください。
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▲ 新規スライマーの原型彫刻

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▲ 近日到着予定のGIDスライマー


by tomenosuke_2006 | 2018-02-19 00:06 | 留之助限定モチャ