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ひと足先にフレンチ・ダニー特別版をご覧に入れます。
っていうか、正確には今度のフレンチ・ダニーの参加アーティストのひとりで、キッドロボットのフランス地区のレップのような存在。
これまでにも8インチのホワイト・バブル・ダニーブラック・バブル・ダニーをはじめ、6インチファットキャップの栄えある最初のデザイナーに抜擢されたり、もちろんミニフィギュアのファットキャップ・シリーズ-1やダニー・シリーズ-3でもいい仕事をしている自称“泡フェチ”(Fetish Bubble)。
その名もチルトのワンオフ・8インチ・ダニーが、やっとパリから到着したんだよ。
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これはシリーズ-3用(写真の小さい方)のコンセプト・モデルで、チルトのエロ元気が全開の傑作だね。
いつもの華奢な裸の女の子にペイントするんじゃなくて、ダニーをキャンバスにしたもんだから、さぁ大変。
セクシーというよりは、ドスコイな感じ。
風船ガムが取り付けられるギミックは3インチにも踏襲されたけれど、後頭部のチルト流レタリングの殴り書きはこの8インチオンリーだ。
ここだけの話、店主が投じた最高額の8インチ・ダニーとなりました。

チルト撮影、東京旅行。
by tomenosuke_2006 | 2008-02-11 23:59
グラフィティ・オールスターズっていうショップ。
Hi, I would like to inform you that I have a new custom Dunny to sell on eBay.
「新しいカスタムダニーをeBayで売るんで教えとくね」っていう書き出しのメールがTilt(チルト)から送られてきた。
言われなくても分かってるって、ちゃんとウォッチリストに登録して狙ってたから。
けど、出品者はGraffiti Allstars(グラフィティ・オールスターズ)っていう名前のeBay Storeなんだよね、チルト本人じゃない。
以前、引っ越し資金を捻出するために自作のカスタムトイやコレクションをeBayで売りに出したとき、彼はmistertilt(ミスターチルト)のIDを使ってた。
じゃ、グラフィティ・オールスターズとは何者かっていうと、チルトの説明によるとだね、仲良しグラフィティ・アーティスト4人組で結成したおもに限定Tシャツを売るネットショップなんだと。
これからのシーズンにぴったりのデザインTを4種類、販売している。
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ベースに使ってるTは品質に間違いなしのCARHARTT(カーハート)。
で、左からチルト、Scien(シエン)、赤いのは最近8インチ・ダニーをデザインしたMist(ミスト/フランス在住でチルトの親友)、で、右端のはNYはサウス・ブロンクスが根城のグラフィティ・アーティストCope2(コープツー)、どれもいいでしょ。
直筆サイン入りの専用箱に入れられ、値段以上に価値ありのオマケも付く。
たとえばチルトのTには作品集Fetish Bubble Girlsが、ミストのにはDebil insideが付いてくるのだよ。
店主、彼らの本はとっくに持ってるし、Tを街着にするほど若くはないし(気に入って買ったままになっているTが何十枚もある)、だから見送ったけれど、チルトがついでに出したカスタム・ダニーだけは逃さなかった。
まぁ、見て。
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泡フェチのチルト君らしいでしょ、性格のよさが全面に出てる。
泡といえば、TのオマケのFetish Bubble Girlsは留之助商店価格1万円以上の希少本なんだよ。
いろんな女の子のカラダのいたるところに、いろんな泡のイタズラ描きをして、それをチルト自ら撮影したオールカラーのグラフィティアート&写真集。
彼のゲリラチックなタッチ、あっけらかんとした作風、自由気ままな生き方が文庫本サイズの1冊にギュー詰めになっている。
これだけでも79ドルのTシャツ買う価値ありだと思うよ。
サイズは“L”とあるけれど、頼めば“M”に交換も可。
ちょっとだけね、Fetish Bubble Girlsの表紙を見せちゃいます。
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こっそりFetish Bubble Girlsの裏表紙はこちら。
by tomenosuke_2006 | 2007-05-24 23:53
チルトのファットキャップに辿り着くまで。
あるお客さんが留之助に置いてあるムカシモチャのプライス見て、ぜんぜん売る気なさそうな値段設定ですよねって言ったけど、けっこう高いんでそう思ったんだろうなぁ。
でも本当のところ、やたらな額で仕入れてるのよ、傍から見たら「バッカじゃない?」って言われそうな、分かる人には分かるそれなりに適正価格なんだよね。
高いっていえば留之助ホームページにある絶版イマモチャだってそうだよ、プレミア価格で載せてっから。
そういうのはぜんぶ、その値段で売れたんならしょうがないやっていう店主の妥協価格なわけ、ただしホームページ作った当時の、去年の秋の。
だから世界相場からハズレて、いまじゃ安くなってるのもあるみたい。
驚いちゃうのはそこらへんをしっかりチェック、アメリカから注文してくる人(日本語ができないアメリカ人コレクター)がいるってことかな。
あと、新作だけどアッチでは即完売しながらウチではいまだに在庫&定価販売しているようなやつ、たとえばチルトの6inchファットキャップは2個ほど海外発送したっけ。
で、そんな、日本ではなかなか分かってもらえないチルトのファットキャップについて、ちょこっと講釈したくなったと。
平たく言えば、セールストーク。
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チルトのファットキャップは今年2007年9月27日午後2時半に生誕50周年を迎えるアングラ・コミックの主人公Cheech Wizard(チーチ・ウィザード)に捧げられたってこと、知ってる人は少ないんじゃ。
アングラっていったけど、いまでいうならロウブロウかな、まぁ痛快なカウンターカルチャーであることに相違ない。

そういえばカウンターカルチャーの代表的作家で『プレイヤー・ピアノ』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』の作者カート・ヴォネガット・ジュニアがつい先日(4月11日)この世を去った。
青春時代、思う存分耽けさせていただきました。
ありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。
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チーチ・ウィザードはミッキーマウスほどではないけれど、伝説のアングラ漫画家Vaughn Bode(ヴォーン・ボード)が生み出したアメリカ文化史に名をとどめる有名キャラクターだ。
一説にはディズニーのファンタジアでミッキーが演じた魔法使いの弟子のパロディだといわれている。
Ed "Big Daddy" Roth(エド・ビッグ・ダディ・ロス)のラット・フィンクがミッキーのモジリだといわれてるように。
つまり当時、反体制的でアナーキーでヒッピーな時代、ミッキーは資本主義の手先のように目され、しばしば揶揄されていたわけ。
で、ヴォーン・ボードがなぜ伝説かというと、出版界の仕組みに縛られない自分の好きなようにやる自費出版コミック、つまりアングラ・コミックの礎を築いた人だから。
1960年代、NYのイースト・ヴィレッジを根城に出資者を募り出版したのが世界で最初の週刊アングラ漫画誌GOTHIC BLIMP WORKS、大人が楽しめるキツ目のギャグと風刺で熱狂的な読者、信奉者を獲得した。
さらにボードを有名にしたのが、1957年9月27日午後2時半にふと思いつき、以来大切に育ててきたおかしな生き物チーチ・ウィザードを主人公にした風刺漫画だった。
1971年から5年間、NATIONAL LAMPOON誌に連載され、発行部数を倍増させるほどの人気を博した。
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チーチ・ウィザード連載中の1975年、ボードは弱冠34才で非業の死を遂げたけれど、漫画はその後も再版が繰り返され、つねに自由奔放だったボードの作品、彼の生き方はアートを志す若者の指針となった、とくにストリートで創作に励むようなグラフィティ・アーティストのあいだで。
もちろん自称Bubble Fetishist(バブル・フェティッシスト=泡フェチ)のチルトもそんなボードを心の師と仰ぐひとりだったのね。
2005年にはキッドロボットがソフビのチーチ・ウィザード(すぐ上の写真)を発売、カラー版1500個、ゴールド版150個は一瞬にして完売となった。
いまでは少しもめずらしいことではないけれど、それはキッドロボット創業以来の出来事だったって聞いている。
2006年、チルトのもとに新ミニフィギュア“ファットキャップ”シリーズへの参加依頼があったとき、彼が真っ先に思いついたのが、その年、遊びでリペイントしたソフビのチーチ・ウィザードをファットキャップに移植すること。
チルトはチーチの星マークを泡に変えて、いつも仕事机に飾っていたのだ。
つまりィ、留之助のストックルームで新しい引き取り手を待つチルトのファットキャップ(ミニフィギュアの拡大版)には、半世紀に及ぶ物語があったのでした。

店主には買う気なんて毛頭ないけれど、PUMAからはチーチ・ウィザード生誕50周年記念のフーディやスニーカーなど発売されて、いまじゃたいそうなプレミアがついてるとか。
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最後に、控え目にいうのだけれど、このまえチルトからファットキャップの元になった泡マークのチーチ・ウィザード・・・彼が仕事机に飾ってたヤツを直接譲ってもらったんで、見ますか?

チルトのチーチ・ウィザード君はこちら。
by tomenosuke_2006 | 2007-04-15 16:34
思ったとおり、レギュラーサイズのファットキャップ誕生。
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キッドロボットから連絡あり、来たる3月1日にミニフィギュアで好評を博したファットキャップのレギュラーサイズ版が発売になる、やっぱりね。
サイズは6インチ、これ8インチ・ダニーのからだを流用してるのか、新規に作った小さめ版なのかは未確認。
ダニーって、あの長い耳がけっこう身長稼いでるみたいだし。
そもそもこのダニーのからだにスプレー缶のフタをのせたファットキャップっていうキャラはキッドロボットが生みの親だけど、仕上げのアーティスト選びは別の会社がまかされていた。
世界のストリート・アーティストがこぞって愛用しているカラー・スプレー缶メーカー、スペインはバルセロナ近くにあるモンタナ・カラー社(下の写真)が、才能豊かなお得意さんをキッドロボットに推薦したっていった方が正確かな。
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総勢17人、うちひとりが2種類のファットキャップをデザインして、ぜんぶで18種類のミニファットが作られたんだけれど、今回のレギュラーファットはその中のひとつのエンラージ版、これはダニーでもよくある話だね。
で、その栄えある最初の6インチ・レギュラーに選ばれたのが、冒頭の写真、フランスのストリート・アーティスト、TILT(チルト)の作品、世界750個限定というわけ。
チルトといえば2005年にアイスクリーム持ったバブル(右下)っていう名前のダニーをデザイン、8インチ版が大好評(海外の話)だった。
じつにフレンチな色合いが女の子に人気で、つい最近、留之助でもダニーのイワレも何も知らない女性が2万円も払って買ってくれたって報告聞いてます。
で、チルトの8インチ・バブルは2006年にバリアント(左下)が300個だけ作られて、NYのキッドロボット本店で売られたことがあるんだけれど、これ手に入れるのにずいぶん苦労したっけなぁ。
もちろん留之助に在庫あり。
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by tomenosuke_2006 | 2007-02-21 00:23